実績No.1! 住友ゴムグループの総合技術力から生まれた、スポーツ専用ロングパイル人工芝、ハイブリッドターフ

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体育施設の見本市Venue expo見学レポート at ミュンヘン

Venue Expoは、ヨーロッパ最大の体育施設の見本市。
今年は、ワールドカップ開催に沸くドイツ・ミュンヘンで、5月3~5日の3日間にわたって開かれました。
会場風景や展示商品を、ヨーロッパの最新の人工芝事情を交えてレポートします。

●レポート/SRIハイブリッド株式会社 スポーツ人工芝ビジネスチーム 小畑直人

会場は「新ミュンヘン国際見本市会場」。 約100社の出展企業のうち、人工芝メーカーが8社、充填用ゴムチップメーカーが2社、施工およびメンテナンス機械のメーカーが5社、と人工芝関連では計15社が参加していました。

ざっと展示を見学して、最も印象に残ったのは各社とも様々なラインナップを展示している事です。特に「モノフィラメント」タイプの人工芝が増えています。モノフィラメントとは、葉の1本1本を成型して作るタイプの人工芝のこと。それに対して、現在主流の人工芝はフィルム状の素材を裂いて作るので「スプリットヤーン」と呼ばれており、当社のハイブリッドターフもスプリットヤーンです。 各社ともモノフィラをラインナップとして増やしてはいますが、使用者の評価により、今後のラインナップは絞り込まれるのではないでしょうか。

下地工法では、人工芝の下に「アンダーパッド(ゴムチップをウレタンで固めたもの)」を敷き込むタイプの展示が見られました。

ヨーロッパでは各国のプロリーグの公式戦において、人工芝グラウンドを導入しようという動きが活発化しており、そのためにFIFAも従来の人工芝公認制度を改訂し、スタジアム対応の★★制度を新たに導入しています。(現在FIFAでは人工芝のクオリティーにより★と★★という種類を設けており、★★はスタジアム対応として、より高度なプレー性能基準を設定しております)

今回のアンダーパッドの展示は、こうした★★制度のより高度なプレー性能基準(高い衝撃吸収性など)を満たすべく、展示がされはじめてきたのではないでしょうか。

今後日本市場でも、このような動きは出てくるであろうが、現状プロリーグでの人工芝グラウンドの試合実績がない以上、アンダーパッド採用のネックは、使用者が要求する性能と費用とのバランスの問題ではないでしょうか。

さて、話題のモノフィラメント人工芝が、実際にフィールドに敷かれた様子も見てみたい…。と思いサッカーチームの練習場も視察してきました。

葉が密集した高級タイプと、葉の密度を減らした低コストタイプの2種類の芝の施工現場を見学したところ、両タイプのもの共、芝がペチャッと寝てしまっています。

モノフィラメントは葉先が細いため、一度寝てしまうとブラッシングで立たせるのが難しいよう。このままではボールバウンド、ボールの転がりなどにも影響が出そうです。また、植え付け密度が低いせいで充填材の黒いゴムチップが目立ち、ボールをバウンドさせたときに、かなりチップが飛散しており、充填材の不陸(凹凸)が目立ちました。モノフィラメントが今後の主流となるためには、やはりコスト面や技術面(特に芝が寝てしまうと、立たせるのが困難)でクリアすべき課題がありそうです。 今後のヨーロッパの動向も参考にしながら、当社でもさらなる商品改良に取り組んでいきたいと考えています。

●今回のVenue Expo-ヴェニュー・エクスポでは、2006ワールドカップドイツ大会で開幕戦・決勝戦の会場としても使用されるAllianz Arena-アリアンツ・アレナのサイトツアーが開催され、いち早く見学に訪れました。収容人員6万6000人という巨大なスタジアムの外観は卵型をした独特なフォルムがとても印象的。半透明の特殊フィルムで覆われていいて、スタジアム内からは外の景色を眺めることもできます。内部はサッカー専用のピッチと3層構造の客席で構成されており、3階席はビル7階の高さに相当し、その角度はスキーのジャンプ台と同じとのことです。また、試合開催日には外観がそれぞれのチームカラーに合わせて、白、赤、青に発光するのも話題です。ドイツW杯期間中は「FIFAワールドカップスタジアム・ミュンヘン」として呼ばれ、その後は、バイエルン・ミュンヘン、1860ミュンヘンのホームスタジアムとして使用されます。